詰まりの原因を見る道具の紹介
排水管の中を調査する、ファイバースコープです。10m、30m先まで見ることができます。
排水管の中を調査する、ファイバースコープです。10m、30m先まで見ることができます。
小便器が4台とも詰まってしまい、詰まりを解消するため便器を外し
ワイアー(トーラ、ドレン清掃)をすることになりました。
壁掛けの小便器は排管が小便器の真後ろにあります。
上記の道具がワイアー(トーラ、ドレン清掃)通しの機械です。
これに一本2.3メートルのワイアーを何本かつなげ
詰まりを粉砕します。小便器の詰まりは尿石です。
尿石を溶かすのに、薬を入れて、時間をおいてから
ワイアー通しを開始します。
小便器を少しずらすと排管が見えます。
少しずらすといっても、小便器は重いので作業自体は大変です。
ワイアーを通しはじめ、四台の詰まりを解消するには
一台を外してみてワイアーを通し、必要ならさらに何台か
外すようになります。排水管の中は見えないので手探りと
ワイアーに伝わる振動や、跳ね返りなどの感覚で予想しながら
除去します。今回はかなり悪戦苦闘を繰り返し、6時間くらい
かかり四台ともスムーズに流れるようになりました。
高圧洗浄のワイアーを通し、詰まり解消をしながら、緑色のケーブルを排水管に通し先端がカメラに
なっている(ファイバースコープ、内視鏡)で詰まり状況が解消されたか確認しながら作業をします。
冬は気温が下がるため油粕が固まりやすく、排水管が詰まる傾向があります。
予防を兼ねて、定期的な高圧洗浄をお勧めします。詰まってからでは店内の大便器、小便器
手洗い、厨房の配管、すべてがあふれることがありますので、ご相談下さい。